4. マルテンサイト変態開始温度予測_修正Andrews式_線形モデルワークフロー¶
4.1. 概要¶
線形モデルのAndrews式にCo, Siを追加した式を使用してマルテンサイト変態開始温度を予測する。
4.2. ワークフロー説明¶
線形モデルのAndrews式にCo, Siを追加した式を使用してマルテンサイト変態開始温度を予測する。 文献 [Ref2] の式(K.W.Andrews linear) を実装したものである (3) 。
- Ref2
"冷間工具鋼の焼入焼戻硬さに及ぼす合金元素の影響". 藤松威史、横井大円、辻井信博. http://www.sanyo-steel.co.jp/technology/images/pdf/8/08-2.pdf
ワークフローは 図 52 になる。

図 52 マルテンサイト変態開始温度予測_修正Andrews式_線形モデルワークフロー¶
4.3. ツール説明¶
ワークフローで使用されるツールの説明を行う。
4.3.2. マルテンサイト変態開始温度予測_修正Andrews式_線形モデル¶

図 53 ツール「マルテンサイト変態開始温度予測_修正Andrews式_線形モデル」¶
No |
ポート名 |
内容 |
---|---|---|
1 |
C_質量百分率 |
C[wt%] |
2 |
Co_質量百分率 |
Co[wt%] |
3 |
Cr_質量百分率 |
Cr[wt%] |
4 |
Mn_質量百分率 |
Mn[wt%] |
5 |
Mo_質量百分率 |
Mo[wt%] |
6 |
Ni_質量百分率 |
Ni[wt%] |
7 |
Si_質量百分率 |
Si[wt%] |

図 54 出力ファイル「マルテンサイト変態開始温度」¶
4.4. 入力ファイル¶
このワークフローにおける入力ファイルは 合金組成情報 を参照のこと。入力ファイル名は半角スペースを入れなければ任意のファイル名でよい。
サンプル入出力ファイル
ダウンロードはこちら
(html版のみダウンロード可能)サンプル入力ファイルの組成が計算式の推奨範囲外の可能性があるため、ご注意ください。
4.5. ワークフローの実行¶
4.5.1. ワークフローの選択¶
ワークフロー一覧画面でワークフロー名「マルテンサイト変態開始温度予測_修正Andrews式_線形モデル」リンクをクリックする( 図 55 )。

図 55 ワークフロー選択¶
4.6. 取得結果の確認¶
取得結果をダウンロードする。
1.ラン一覧からステータスが「完了」のランを選択し、ラン詳細画面を表示する。ラン詳細画面の「ダウンロード」ボタンをクリックする( 図 58 )。

図 58 ラン詳細画面¶
2.計算結果ファイルダウンロードダイアログの「全ての実行結果をダウンロードする」を選択し、「ダウンロードする」ボタンをクリックすると計算結果をダウンロードすることができる( 図 59 )。

図 59 計算結果ファイルダウンロードダイアログ¶
3.ダウンロードファイルを解凍すると「ワークフローID名」のフォルダの下に「(ワークフローID+)ツール名」のフォルダが存在し、ツールの結果ファイルが格納されている( 図 60 )。

図 60 ファイル出力例¶