11. CCTデータ_予測_粟飯原版ワークフロー

11.1. 概要

CCT熱サイクル条件と、鋼材化学成分からCCT図（PNG）、冷却曲線と変態開始データを出力する。

11.2. ワークフロー説明

CCT熱サイクル条件と、鋼材化学成分からCCT図、冷却曲線と変態開始データを出力する。 ワークフローは 図 109 になる。

../_images/wf13.png

図 109 CCTデータ_予測_粟飯原版ワークフロー

11.3. ツール説明

ワークフローで使用されるツールの説明を行う。

11.3.1. CCTデータ_予測_粟飯原版

CCT熱サイクル条件と、鋼材化学成分からCCT図（PNG）、冷却曲線と変態開始データを出力する( 図 110 )。
../_images/wf13.png

図 110 ツール「CCTデータ_予測_粟飯原版」

入力ファイル：
ポート名：CCT熱サイクル条件
CCT熱サイクル条件（加熱速度、最高加熱温度、保持時間など）をExcel形式で入力する( 図 111 )。複数の条件を入力できる。
../_images/heat_condition.png

図 111 入力ファイル「CCT熱サイクル条件」

入力ファイル：
ポート名：組成
化学成分をExcel形式で入力する( 図 112 )。複数の条件を入力できる。
../_images/composition.png

図 112 入力ファイル「組成」

出力ファイル：
ポート名：CCT冷却曲線データ
複数のCCT冷却曲線ファイル(Excel)をまとめた圧縮ファイル(zip)。圧縮ファイル解凍後のファイル例を 図 113 に示す。
../_images/cooling_curves.png

図 113 入力ファイル「CCT冷却曲線データファイル例」

出力ファイル：
ポート名：CCT変態開始データ
複数のCCT変態開始ファイル(Excel)をまとめた圧縮ファイル(zip)。圧縮ファイル解凍後のファイル例を 図 114 に示す。
../_images/phase_curves.png

図 114 入力ファイル「CCT変態開始データファイル例」

出力ファイル：
ポート名： CCT線図データ
複数のCCT線図ファイル(png)をまとめた圧縮ファイル(zip)。圧縮ファイル解凍後のファイル例を 図 115 に示す。
../_images/cct_diagram.png

図 115 出力ファイル「CCT線図ファイル例」

複数の条件を入力した場合のファイル出力内容
組成を3つ(steel L、steel M、steel G)、CCT熱サイクル条件を2つ(1400, 1600)入力した場合、それぞれ、2 * 3 = 6つのファイルが出力される。
Excelまたはpngファイル名に組成名、CCT熱サイクル条件名が付加される。
例えば、CCT変態開始データファイルの場合、Excelファイル名は<実行日時>_<組成名>_<CCT熱サイクル条件名>._CCT diagram(phase curves).XLS となる。
表 8 CCT変態開始データファイル出力例

No

ファイル名

1

20200604145306_steel L_1400._CCT diagram(phase curves).XLS

2

20200604145306_steel L_1600._CCT diagram(phase curves).XLS

3

20200604145306_steel M_1400._CCT diagram(phase curves).XLS

4

20200604145306_steel M_1600._CCT diagram(phase curves).XLS

5

20200604145306_steel G_1400._CCT diagram(phase curves).XLS

6

20200604145306_steel G_1600._CCT diagram(phase curves).XLS

11.4. 入力ファイル

このワークフローにおける入力ファイルは 図 111 ～ 図 112 となる。入力ファイル名は半角スペースを入れなければ任意のファイル名でよい。

11.5. ワークフローの実行

11.5.1. ワークフローの選択

ワークフロー一覧画面でワークフロー名「CCTデータ_予測_粟飯原版」リンクをクリックする( 図 116 )。

../_images/workflow_select9.png

図 116 ワークフロー選択

11.5.2. 実行選択

ワークフローメタ情報画面で、「ワークフローを実行」ボタンをクリックする。このときワークフローのステータスが公開中であることを確認する( 図 117 )。

../_images/workflow_run4.png

図 117 実行の選択

11.5.3. パラメータ入力と実行

1.入力ファイルをアップロードする。「参照」を選択後、「参照」ボタンをクリックして入力ファイルを指定する。

  • 必要に応じて、「実行」ボタンクリック前に「ラン説明」にランに関する詳細説明を入力する。

2.入力ファイルアップロード後、「実行」ボタンをクリックする( 図 118 )。

../_images/workflow_params_in4.png

図 118 パラメータ入力と実行

11.6. 取得結果の確認

取得結果をダウンロードする。

1.ラン一覧からステータスが「完了」のランを選択し、ラン詳細画面を表示する。ラン詳細画面の「ダウンロード」ボタンをクリックする( 図 119 )。

../_images/workflow_output_zip13.png

図 119 ラン詳細画面

2.計算結果ファイルダウンロードダイアログの「全ての実行結果をダウンロードする」を選択し、「ダウンロードする」ボタンをクリックすると計算結果をダウンロードすることができる( 図 120 )。

../_images/workflow_output_zip24.png

図 120 計算結果ファイルダウンロードダイアログ

3.ダウンロードファイルを解凍すると「ワークフローID名」のフォルダの下に「(ワークフローID+)ツール名」のフォルダが存在し、ツールの結果ファイルが格納されている( 図 121 )。

../_images/workflow_output_zip33.png

図 121 ダウンロードファイル解凍例

4.CCT冷却曲線データファイルに拡張子(zip)を付けて解凍すると出力ファイルが格納されている( 図 122 )。CCT変態開始データファイル、CCT線図データファイルも同様に解凍すると出力ファイルが格納されている。

../_images/workflow_output_zip4.png

図 122 CCT冷却曲線データファイル解凍例