24. 凝固割れ予測ワークフロー¶
24.1. 概要¶
凝固割れによるき裂発生を予測するワークフローである。 レーザ照射に伴う温度、弾塑性挙動解析を行い、塑性ひずみ増分の評価する。 熱伝導解析、弾塑性解析にはAbaqusを利用している。
24.2. ワークフローの説明¶
24.2.1. ワークフロー¶
Abaqusによる熱伝導解析、弾塑性挙動解析を行い、組成ひずみ増分と割れを予測する。 ワークフローは 図 242 の通りである。

図 242 凝固割れ予測ワークフロー¶
24.2.2. 入力ポート¶
- ポート名:固相熱容量係数d0
固体の熱容量(J/kg K), specht = d0 + d1 * T + d2 * T^2
438.0
- ポート名:固相熱容量係数d1
固体の熱容量(J/kg K), specht = d0 + d1 * T + d2 * T^2
0.187
- ポート名:固相熱容量係数d2
固体の熱容量(J/kg K), specht = d0 + d1 * T + d2 * T^2
-3.61e-05
- ポート名:液相の熱容量dl
液体の熱容量(一定値)
1260.0
- ポート名:バルク熱伝導率係数f0
バルク部の温度依存の熱伝導率(W/m K), cond = f0 + f1 * T
9.6
- ポート名:バルク熱伝導率係数f1
バルク部の温度依存の熱伝導率(W/m K), cond = f0 + f1 * T
0.0185
- ポート名:液相熱伝導率fl
液体の熱伝導率(一定値)
323.0
- ポート名:レーザ出力 Q
レーザ出力
700
- ポート名:走査速度V
走査速度
8.8889e-05
- ポート名:熱源幅
熱源モデルパラメータ
5.9999999999999995e-05
- ポート名:熱源深さ
熱源モデルパラメータ
0.000475
- ポート名:吸収率ABS
吸収率
0.7
- ポート名:密度
密度(温度依存無し)
8220
- ポート名:モデル初期温度
モデル初期温度
25
- ポート名:潜熱
潜熱
227000
- ポート名:液相線温度
液相線温度
1260.0
- ポート名:固相線温度
固相線温度
1336.0
- ポート名:ヤング率データ
非必須ポート。Abaqus(inp)形式のヘッダなしcsvデータ。
2.05e+11,0.3,25.,1. 2.03e+11,0.3,93.,1. 1.97e+11,0.3,204.,1. 1.92e+11,0.3,316.,1. ...
- ポート名:塑性ひずみ_応力関係データ
非必須ポート。Abaqus(inp)形式のヘッダなしcsvデータ。
3.79e+08,0.,25.,1. 3.84836e+08,0.001,25.,1. 3.90537e+08,0.002,25.,1. 3.96111e+08,0.003,25.,1. ...
- ポート名:線膨張係数データ
非必須ポート。Abaqus(inp)形式のヘッダなしcsvデータ。
1.39e-05,25.,1. 1.39e-05,93.,1. 1.51e-05,538.,1. 1.55e-05,649.,1. ...
24.2.3. 出力ポート¶
ポート名:X方向最大塑性ひずみ増分
0.00104352
ポート名:Y方向最大塑性ひずみ増分
0.00519751
- ポート名:X方向開口凝固割れ有無
0が未発生、1が発生
0
- ポート名:Y方向開口凝固割れ有無
0が未発生、1が発生
1
- ポート名:熱伝導解析_結果ファイル
Abaqus(.odb)形式の熱伝導解析結果ファイル
- ポート名:熱伝導解析_ログファイル_msg
Abaqus(.msg)形式の熱伝導解析ログファイル
- ポート名:熱伝導解析_ログファイル_dat
Abaqus(.dat)形式の熱伝導解析ログファイル
- ポート名:弾塑性解析_結果ファイル
Abaqus(.odb)形式の弾塑性解析結果ファイル
- ポート名:弾塑性解析_ログファイル_msg
Abaqus(.msg)形式の弾塑性解析ログファイル
- ポート名:熱伝導解析_ログファイル_dat
Abaqus(.dat)形式の弾塑性解析ログファイル
24.2.4. 入力ファイル¶
このワークフローの入力ファイルは 入力ポート に示す入力ポートのファイル全てである。
サンプル入出力ファイル
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