32. 延性破壊計算ワークフロー¶
32.1. 概要¶
本ワークフローはDP鋼の引張解析を行い引張強さ×伸びを求めるワークフローである。
32.2. ワークフロー説明¶
ワークフローは 図 308 になる。
図 308 延性破壊計算ワークフロー説明¶
32.2.1. 入出力ファイル¶
延性破壊計算ワークフローに指定する入力ファイルと出力ファイルを以下に記す。
入力ファイル¶
ポート名 |
必須区分 |
|---|---|
DP鋼モデルデータ |
必須 |
- ポート名: DP鋼モデルデータ
Abaqus形式(.inp)のテンプレートファイル。
2次元モデルの四角形要素(128x128)。
要素はマルテンサイトとフェライトのDP鋼。
引張荷重込。
出力ファイル¶
ポート名 |
|---|
ボイド体積分率 |
SS曲線 |
平均ボイド体積分率 |
引張強さx伸び |
引張強さ |
伸び |
- ポート名: ボイド体積分率
ボイド体積分率(.csv)。
0.000000000000000000e+00 2.999999924213625491e-05 2.999999924213625491e-05 ... 2.999999924213625491e-05 2.999999924213625491e-05 2.999999924213625491e-05 5.000622422812739387e-03 3.034039218619000167e-05 3.033489338122308254e-05 ... 3.033305074495729059e-05 3.033376742678228766e-05 3.033581378986127675e-05 1.000409974949434400e-02 3.069175363634712994e-05 3.068389560212381184e-05 ... 3.068368096137419343e-05 3.068627847824245691e-05 3.068721707677468657e-05 ... ... ... ... ... ... ... 9.900002041831612587e-01 9.105076605919748545e-05 9.212626900989562273e-05 ... 2.245703246444463730e-03 4.104202147573232651e-03 9.257148951292037964e-03 9.950002422556281090e-01 9.068039071280509233e-05 9.212626900989562273e-05 ... 2.236077794805169106e-03 4.102872218936681747e-03 9.257148951292037964e-03 1.000000047497451305e+00 9.032001980813220143e-05 9.212626900989562273e-05 ... 2.235406311228871346e-03 4.100594669580459595e-03 9.257148951292037964e-03
- ポート名: SS曲線
SS曲線ファイル(.csv)。
0.0000E+00 0.0000E+00 5.0006E-03 4.3972E+02 1.0004E-02 6.2459E+02 1.5002E-02 7.2567E+02 2.0004E-02 7.8606E+02 ... ... 9.8500E-01 3.9114E+02 9.9000E-01 3.8049E+02 9.9500E-01 3.8384E+02 1.0000E+00 3.5839E+02
- ポート名: 平均ボイド体積分率
平均ボイド体積分率(.csv)。
0.0000E+00 1.8516E-05 0.0000E+00 0.0000E+00 5.0006E-03 1.8708E-05 1.9212E-07 0.0000E+00 1.0004E-02 1.8928E-05 4.1270E-07 0.0000E+00 1.5002E-02 1.9156E-05 6.4027E-07 0.0000E+00 ... ... ... ... 9.8500E-01 5.3636E-03 4.8392E-03 5.0594E-04 9.9000E-01 5.5796E-03 5.0525E-03 5.0863E-04 9.9500E-01 5.7971E-03 5.2677E-03 5.1093E-04 1.0000E+00 6.0196E-03 5.4877E-03 5.1347E-04
- ポート名: 引張強さx伸び
引張強さx伸びのファイル(.csv)。
0.68938
- ポート名: 引張強さ
引張強さ[MPa]のファイル(.txt)。
689.38
- ポート名: 伸び
伸び[%]のファイル(.txt)。
1.0
サンプル入出力ファイル
ダウンロードはこちら（html版のみダウンロード可能）
32.3. ワークフロー実行¶
1. ワークフロー一覧画面 ( 図 309 ) で、ワークフロー名 [延性破壊計算] リンクをクリックして、ワークフローメタ情報画面に遷移する。
図 309 ワークフロー一覧画面¶
2. ワークフローメタ情報画面 ( 図 310 ) で、画面の右上にある [ワークフローを実行] ボタンをクリックして、ワークフロー実行画面に遷移する。
図 310 ワークフローメタ情報画面¶
3. ワークフロー実行画面 ( 図 311 ) で、実行パラメータ(入力ファイル)を設定後、[実行] ボタンをクリックすることでワークフローが実行される。
図 311 ワークフロー実行画面¶
32.3.1. 実行結果¶
1. ラン一覧から実行結果をダウンロードしたいステータスが「完了」のランIDをクリックし、ラン詳細画面に遷移する( 図 312 )。
図 312 ラン詳細画面¶
2. ラン詳細画面の [ダウンロード] ボタンをクリックすると計算結果ファイルダウンロード画面に遷移する( 図 313 )。全ての実行結果をダウンロードするのラジオボタンにチェックを付け、[ダウンロード] ボタンをクリックするとダウンロードが開始される。
図 313 計算結果ファイルダウンロード画面¶
3. ダウンロードした実行結果ファイル("out.zip")は圧縮されている。
これを解凍すると「(ワークフローID+)ツール名」のフォルダが存在する( リスト 55 )。
out
└─W000010000000239
├─input
│ DP鋼モデルデータ_01
│
├─W000010000000239_SS曲線抽出_01
│ SS曲線
│ stdout
│ 引張強さ
│ 引張強さx伸び
│ 伸び
│ 平均ボイド体積分率
│
├─W000010000000239_ボイド体積分率抽出_01
│ stdout
│ ボイド体積分率
│
└─W000010000000239_延性破壊計算_01
DP鋼モデル解析データ
stdout
また、各ツールのフォルダに格納されているstdoutにはログが出力されている。 Abaqus応力解析は正常に完了した場合でもstdoutには リスト 56 のようにエラーメッセージが出力される。 本ワークフローのAbaqus応力解析は最後は不安定になって終了する計算なのでこのエラーが出ることは問題ない。
Abaqus Error: Abaqus/Standard Analysis exited with an error - Please see the
message file for possible error messages if the file exists.
Begin Convert MFS to SFS
Wed 08 Feb 2023 07:23:59 PM JST
Run SMASimUtility
Wed 08 Feb 2023 07:23:59 PM JST
End Convert MFS to SFS
Abaqus/Analysis exited with errors
